マロン・ザ・ゴールデン

片目のシニア犬”マロン”と保護猫”タマ”の日常生活

マロンに超初級芸を仕込んで、自分が学んだこと

羽田空港ターミナル内のペットホテル

 

正直、ボクは芸を自分のペットにさせるのに今まで抵抗感がありました。上手く説明できないけれど、なんでだろう。

ただ今回、マロンに新たに超初級芸を覚えてもらったのだけれど、ささやかな経験を通じて、2つ3つ、思ったことがあります。

まず、犬をコントロールする訓練が自分に対してできたこと。久しぶりに言葉の通じない犬に芸をしてもらう、のは正直骨が折れました。1回30分くらい、二人でやって、動画に納めて、二人とも、どっと疲れました(笑)。

やはりなれていないからか、お互いにストレスを感じます。マロンなんか、日頃はウンともスンとも吠えないのに、最初は逆ギレしてワンと吠えました。まあそれが犬としては普通のことなんだけど…

 

 <一日目>

まったく、何もできませんでした。それはマロンもボクも。

お互いにコミュニケーションの手段がいくつかの簡単な言葉とハンドジェスチャーなのですから、新しいことを始めるには共通の土台がないのです。

あれこれやらされてみたものの、マロンは、ボクがどうしてほしいのかまったく理解できません。ボクはボクで彼が自分の意図通り動いてくれないのでイライラしてきます。

結局、今までやったコマンドの組み合わせを繰り返すだけで終わりました。

お互いにドッと疲れました。


新しい芸を覚えさせられる、不良のゴールデン・リトリーバー

 

<二日目> 

さすがに一方的にやらされるマロンもつらかろうと、オヤツの他に、ゲームを混ぜたり、さすってやったりと随分とマロンのゴキゲンを取りました。

なにしろYouTube動画撮らないといけないわけで、YouTuberのキゲンを損ねては、みなさんにお見せする画が撮影できないのですから…

彼の集中力もそれほど長くは続きません。何回かにトレーニング時間を分けて、少しでも自分の意図通り動いたところで、すかさずオーバーに褒めてあげます。

すると少しづつ、どうしてほしいのか彼なりに理解しようとしてくれます。

それから、今回新たな発見がありました。それは小さく手を叩いてあげると、彼の表情が笑顔に変わったのです。おそらく赤ちゃん時代にそうして、「おいで」されたことを思い出したようにウキウキしだしたのです。自分でも改めてそうだったかと思い返し、彼の注意を引こうとパンパン手を叩きました。使えることは使わないと。

同時に、困ったこともあります。どうやらダウン(伏せ)の行動が頭にこびりついて、それが彼を混乱させ、そして行動に癖がついてしまって、なかなか手が出せないのです。

コマンドを出しても、無意識にダウンしてしまう、もしくは分からないと、とりあえずダウンするのです。

我慢強く、間違ったときに修正して、手を出してほしいときは基本姿勢のお座りの状態から前足をトントンとタップしてあげました。

すると、少しづつできるようになってきたのでした。

 


2回目の超初級芸学習、がんばって覚えるゴールデン・リトリーバー

 

<三日目>

やっぱりボクも素人ですし、この種のことは久しぶり(5年以上ぶり)だったことを思い返しました。そして芸を教えて、ペットと共に楽しむことも、とても大切なことなんだ、と再認識した次第です。

 マロンも、どうやら「お手」なるものが存在して、それをやってあげると飼い主は喜んでいるみたいだから、とりあえずはやってあげよう。

そうすれば褒められるし、飼い主の機嫌が良ければ、オヤツももらえるかもしれない(しめしめ…)なんて考えているのかもしれません。

ゴールデンはとりわけ遊び好きの犬種です。ふだんは、自分のオモチャをくわえて、「遊んで、遊んで」と駆け寄ります。だからたまには、飼い主が遊んでもらうのです。

 


3回目の超初級芸の学習、少しはできるようになったゴールデン・リトリーバー

 

<結論> 

今回、とにかく新しいことをマロンに学ばせて、実際にやってもらうことで、いっしょに「遊んで学ぶ」ことってペットにも飼い主にも大切なことなんだ、ということを学んだ次第です。

そして重要なのはコミュニケーションなのだと。ボクは人間で、マロンは犬なのです。当然、お互いコミュニケーション手段が異なります。それをお互いに理解することが大切なのでしょう。お手なんて、犬にとっても簡単な行為です。でもマロンにとって難しいのが、ボクのどんなサインがそれを示すのかを理解することだと思うのです。ボクにとっても、彼にそれをどうやって伝えるのか、その一点で骨が折れたんですね。

芸を仕込む、といっても別に虐待しているわけではないし、無理強いしてもやってもらえません。乏しいコミュニケーション手段を上手に用いて、自分のペットに飼い主の意図を理解してもらい、愛情を注いで(ときにだまくらかして)、やってもらう。この過程を通じて、確かにお互いの信頼関係は深まるのですね。ただ単純にかわいい、といってなでるだけでなく、ときには新たな課題をともに解決していくことも大切なのだと今回理解しました。

次は、もう少し遊びの要素を取り入れて、中級芸くらい覚えてもらいたいと思っています。それにそうすることが彼に刺激をもたらし、シニア犬を活動的にしてあげるとも期待しているからです。くわえてYouTube動画も撮れるし(ウシシ...)。

 


ゴールデン・リトリーバーに”お手”を教えて、いろいろ学ばされた飼い主

 

なんか面白いことが起こりそうな予感がします。 

  

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このビスケットは、歯の健康もかねて、良いおやつです

 #なんで今さら、芸なんてしこむのの #ゴールデン・レトリーバー #シニア犬の健康管理